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俺の親父

俺の親父

今回はオレの親父を紹介しよう!コーヒーをコーシーと言っちゃう親父。ヒを言えない親父だ。江戸っ子だから言えないんだってさ(笑)
今でこそ年もとってだいぶうるさくなくなったが、昔は短気でしょっちゅう怒っていたイメージが強い…どこの親父もそうかもしれないが、オレの親父は色んな意味で最強だと思っている。喧嘩が強いとかそういう意味じゃない。物凄く自由人でこんなに自由に生きていけるのがある意味凄いんだ。
親父の話をすると、たぶんイージス艦が沈むぐらいの原稿ページ数が出来上がるから今回はちょっぴりだけの紹介としよう。

親父と息子が公園で

親父と息子が公園で

現在、オレは結婚していて子供が居る。親父の初孫だ。ちょうど息子が5歳ぐらいの時だ。当時、仕事が忙しく中々息子の相手ができなかった代わりに、親父は孫を良く公園に遊びに連れていってくれてよく息子の相手をしてくれていた。
ある日、公園で息子が鳩に物凄い興味を示した!キャッキャ、キャッキャとはしゃぐ息子の姿を見た親父は、どうやらツボにハマったらしく何を思ったのかいきなり公園内の鳩を追いかける。その姿をみた息子がさらにはしゃいで嬉しそうにする。
鳩を追いかける勢いで見事に1羽を捕獲する…いやいや、これはダメでしょ?平和の象徴・鳩…を捕まえちゃ。
さらにトチ狂ったか、家で飼うとかほざく…昔から自分が決めたことは、人からどんなに反対されようと頑固として聞かない親父は、今回も家族の反対を押し切って家に持ち帰り1羽のハトを飼う。息子は大喜びだがウチの嫁はすげえ反対をした。当たり前だ…

家で飼い始めた鳩が・・・

家で飼い始めた鳩が・・・

結局ベランダで親父が鳩の面倒を全部みることで渋々納得する。籠などはなく手作りのダンボールで小屋を作っていた。
しばらく飼っていると親父はダンボールの扉を壊し始めた。何やってんだ?と思ったがしばらく親父を観察すると、オレの方を見て物凄いドヤ顔。なんだその顔は…「ほら!見てみろ!鳩が逃げないぞ!」と言い放ち嬉しそうにしていた。飼い慣らしたことが嬉しかったようだ。ベランダの取っ手の部分に鳩を乗せる。
逃げない鳩…マジでなついたな…と思った瞬間!パッと空へ飛んで行った…親父をみる。「あぁぁぁ~!!」と、なんとも悲しい声が響き渡る。
ほら見ろ!と言おうと思ったがあまりに不甲斐ない顔で寂しそうだったから言うのを抑えることにした。そりゃそうだ。そんな簡単に野生の鳩がなつくわけない…

恐怖の序章

恐怖の序章

次の日、朝早くから親父が声を荒げて家族みんなを起こしに来た。ついに頭がおかしくなったのか?と思う程、親父の顔は凄かった…目は涙ぐんでいて笑っているのか、泣きそうなのか、よくわからん顔だ。
そしてオレ達をベランダまで呼び込み閉まっているカーテンをバッ!と開くと、ベランダの取っ手に昨日の鳩が居た!なんだこれ?どういうことだ?親父以外は皆がっかりしていた。ベランダの足元には鳩のフンも広がっていて固まりつつある。風が吹くと粉塵と化して、衛生的には最悪の状況…
親父は息子を抱き上げて鳩に向かって物凄い笑顔で「見てみろ!戻ってきたぞ!」と嬉しそうに息子とはしゃいでいたが、これが恐怖のハト話でただの序章にしか過ぎなかったんだ…次回へ続く

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AVの愛蔵コレクションの為に買い足した外付けHDDもついに2桁突入で、心は既に神人の領域です。

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